2016年10月5日水曜日

パンダの日々「野球の試合を見ていて思うこと」


「静かにしてもらえますか?」
と店員に言われて我にかえった。ネットには、ドミニカ出身の4番打者がホームランを放つ姿が映りだされている。怒号にも近い発狂がこちらまで伝わってきて、おもわず、拳を突き上げる。周囲の怪しげな目を気にする事なく、彼は喜んでいる。

去年は、コメダコーヒーでブルージェイズvsレンジャーズを見ていた。ALDS第5戦。初戦でやられた、コー・ハメルズに順当に抑えられるなか、エンカーナシオンが同点ソロホームランを7回に放つも、今まで見た事がないようなプレーが8回に起こる。(8回表、捕手の返球がバッターにあたり逆転。8回裏、名手の3連続エラーからの逆転ホームラン。)心の中にずっと残る試合と出会えた瞬間だった。
ここ数年、試合を見れていないこともあって、今年は試合をよく見ていた。「野球の試合を見る=パソコンの前に3時間いる」って、大変だけど、面白い。なんというか、注意深く、時間をかけて、野球の試合を観戦することで見えてくる物がある。
ハイライトだけ、別の言葉でいえば、良い所だけ見ても本当の面白さってわからない。失敗したときや苦しい時を見ているからこそ、その面白さが倍増する。これって、人生でも似ているような気がしてて、無難な選択を選び過ぎると、その結果は薄っぺらくなるし、失敗を恐れてばかりいると、人としての幅がなくなる。自分では誤摩化しているけど誤摩化せず、分かる人にはわかる、人と面白さの深度。
カナダ代表のチーム(トロント・ブルージェイズ)には、4年前にバイトさせて頂いた時、同じ球場で同じシーズンにプレーしていた選手が出場する。当時、自分は元気がなく、まわりがみえていなかったので、もったいないことしたよなあと思う。サンチェスは防御率1位で、ピラーは菊池選手を超えるスパイダーマン化していて、オスーナは守護神として輝いている。誰もが輝く日を、求め歩く。なんつって、かっこつける。
今月は、アメリカ・日本・台湾・韓国と、それぞれの国で特別な試合が始まる。この機会に、この4カ国の野球を見てみよう。

世界の野球を楽しもう。ちゃんちゃん。

動画の参考:https://www.facebook.com/BlueJays/videos/10154126339263772/

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