2012年4月21日土曜日

韓国野球を旅して「野球がなければ、韓国に来るなんてことはなかった。」

韓国野球を旅して、思ったことを書いた。
今、こう、韓国の野球場を旅していて思う。

野球がなければ、韓国に来るなんてことはなかったな、と。

1人で海外を旅すると、面倒なことばかり起こる。

タクシーの運ちゃんに英語が全く伝わらない。

深夜2時に辺鄙なところで降ろされる。

スケジュール、バスの時間、ホテル、を逐一チャックしなければならない。

コンセントが日本のと違い、現地で高いものを買わなければならない。

食べものが辛すぎて、手を付けられない。

チケットの買い方がわからず、現地の人に声をかけなければならない。

本当に面倒なことばかり起こる。
ほな。

なぜ、韓国にいるのか?

なぜ、他の国にも行こうとしているのか?

野球が好きだから。

自分を動かしているのは、それだけ。
今は、起亜タイガースというチームの本拠地である、グワンジュというところにいる。

プサンから3時間ほどの場所。

今日は、試合を見る予定だったが、雨で順延。

朝は、泊めてくれている人の家で、youtubeとmlbtvで野球を見た。

昼も、同じようなことをやった。

ぼーっとしたり、Facebookで写真をアップロードしたり、韓国の旅本を読んだ。

試合がなければ、日本でも出来るようなことを、韓国でやっている。

「韓国にいるのに、時間の無駄ではないか?」

「観光したらいいのでは?」

と、疑問を持つ人がいるかもしれない。

確かに、海外にいるのだから、観光したらいい。

ただ、体が動かないのよね。

面倒だと感じる。

NYやワシントンDCに行って、有名なものを見ても、特に何も感じなかった。

そんな経験がある。

有名なものをみても、「へー」ぐらいにしか思わない予感が、また、自分を鈍らせる。

自分の原動力は、

「野球が好き!海外の野球が見てみたい!」につきる。

野球がなければ、自分の体は全く動かない。

野球がなければ、韓国に来るなんてことはなかった。
野球をみるために、韓国に来た。

だけど、見るもの・することは野球だけではない。

必然的に、韓国の町並みを見るし、電車に乗る。

腹が減ったら飯を食べる。

迷ったら韓国人に喋りかける。

ホテルを自分で予約する。

物価に目が行くようになる。

その行動の中で、野球以外の何かが見えてきたり、何かを感じたりする。

今、こうして書いていることも、韓国に来なければ、感じなかった。

伊坂幸太郎の本の表紙が韓国と日本では違うことを、知ることもなかった。

韓国野球の雑誌の少なさ、ソンドンヨルが韓国ではレジェンドPLAYERであることを、知ることもなかった。
何が言いたいのか?

野球ってのは、外の世界を見る・他の国を理解する1つの手段になりうる、ってこと。

そうやって、見てきたものや見えてきたものが、「野球好き」という性格以外にも、影響を与える。

例、本・音楽・言葉が好きな、自分。

外の世界を見るようになってから、やりたいことが増えた。

世界の図書館を周ってみたい。他の言語を勉強したい。

世界で1番大きいロックフェスに行ってみたい。

外の世界を見るようになってから、視点が変わった。

韓国人に優しくしたい。生きてくのは日本だけではない。

野球好きで行動した結果、英語が身についた。
なんていうか、「野球」と出会えてよかったな!と思うのであった。

ちゃんちゃん。

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