2013年5月1日水曜日

詩「トアルイチニチ」

深夜1時。
少し前に、ホテルに帰宅。
今日は、ポータケットという街で野球を見た。
ボストンから列車とバスで、約2時間。

行きながら。
Amtrak(列車)に初めてのる。
イスは木彫で、歴史を感じさせる作り。
乗車している人は都会とは違い、ゆったりとした雰囲気。
車内から見える風景はトトロの世界。
まさに、旅をしている感じ。

バスの中。
駅からバスに乗りかえるさいに、道に迷う。
歩いている人に場所を訪ね、なんとかバス停にたどり着く。
周囲には誰もいない。本当にバスは来るのか?
と、不安になりながらも、20分後に現れる。
坂道を登る車内で思う。
まさに、現地民のような生活をしている。

車内。
降りる場所は、とくに目立ったものはない。
保存していた写真を頼りに、下車する場所を確かめる。
キョロキョロしながら、そわそわしながら。
時間がなかったため、隣にいたアメリカ人に尋ねる。
なんとか、球場に近そうな場所でバスを降りる。
まさに、全く知らない場所に自分はいる。

道すがら。
バス停から球場は、徒歩でいけるはず。
まっすぐ、自信をもって歩けないぶん、時間がかかる。
15分。
住宅地をつきぬけると、目の前に突如現れる。
大きな、おおきな野球場。
まさに、宝物をみつけた少年。

試合中。
空を見つめる。
知っている。
すごい景色を後からおがめる。
期待感があふれる。
まさに、将来が予測できるカカシ。

後半。
選手の写真を撮りすぎた。
駆け足で、左から右へと球場を走る。
おもしろいものを何個も発見。
おもれえええええええ。
まさに、ここに来る理由。

帰り道。
係員に確認する。
夜9時に、バス停まで歩いても大丈夫なのか?
問題ないことを知り、貴重品をすべてバッグに詰める。
走る準備はできている。
まさに、経験を積んだ、中学生。

列車内。
後ろからは英語、右からはスペイン語。
こんな状況にはもう慣れた。
海外に長くいると、1つ1つ、新鮮味は薄くなる。
一方で、
確かに、地に足をつけていることを知る。
まさに、堂々と買い食いができる、高校生。

帰宅。
球場に無事にたどりつき、
予定とおり試合を見れて、
きちんと帰ってくる。
同じサイクルを何度も繰り返そうと、叫ぶものは叫ぶ。
よっしゃああ!
まさに、自由の見にさらされた、大学生。

ラスト。
今日の1日を時系列で書いてみた。
3日間で撮った写真の数。
1450枚。
何かおもしろそうな予感がする。

そうじて、これが、トアルイチニチ。

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