明後日から、台湾で野球を見てくる。
いざ、行く、2日前になると書きたいことが出てくる。
自分の人生を、少なくとも2年間を変えた、台湾野球との出会いの話。
2年前。
2011年11月。
フィリピンにいた。
語学学校で英語を勉強していた自分は、そろそろ帰国しようと思っていた。
英語をこれ以上話せるようになって、どうするんだ?
現実を逃避するためにきた海外もそろそろいいのでは?
アメリカ・カナダ・フィリピン、合計10ヶ月の海外経験は自分にとって十分な期間だった。
人生の休息としても、自分を現実に引き戻すためにも。
だから、帰国してなにするんだろ?という現実的なことで悩んでいた。
働く!という決断はなく、布団にこもる日々が続いた。
2011年11月。
いざ、日本に帰ることになった。
帰国便を調べると、変なことに気づく。
台湾に立ち寄っても、航空券の値段が変わらない。
じゃあよってみようかな?と心の中で思った。
当時、台湾に対するイメージはほとんど何もない。
台湾ってどんな国?と聞かれても、よくわからないと答える。
唯一のイメージは、カナダの移民学校で仲良くなった台湾人がいい人で、英語がべらぼうに上手かったぐらい。
2011年11月。
台湾に行くことになった。
何があるんだろうと調べると、興味深い大会があることに気づいた。
アジアシリーズ。
日本、韓国、台湾、オーストラリアの代表が雌雄を決する、野球の大会。
おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!行くしかねえやん!!!!
と、4つのベットがある部屋で叫んだ。
大会の内容や、各国の代表チームは、1つも知らない。
海外の野球に興味がないというより、ただ、あるのかどうかさえ知らない。
台湾で野球ってなんやねん!!!!!
おもろそうやん!!
っていう、好奇心のみで動いた。
少しぶっ飛ばす。
結果、アジアシリーズという野球の大会をみた。
結果、そこでみた野球に体が震えた。
結果、海外の野球に興味を持った。
結果、親を心配させてでも、働かないという不安を選択してでも、行きたい場所ができた。
結果、今こうして、世界の野球を旅した。
何にそんな衝撃を受けたのか?
いくつかある。
左ななめ前に座った、清楚な女性が、拡声器を使って応援し始めたこと。
ピーピーうるさい、日本とは違う応援スタイルだったこと。
日本VS韓国で、台湾人が日本を応援していたこと。
1つ1つ、本当に衝撃だった。
何よりも自分にとって大きかったことがある。
「日本人以外にもこうやって、野球が大好きな人がいるんだ。自分が大好きなものを愛する外人が、こんな近くにいるんだ。」
この言葉につきる。
もともと、アメリカで野球を見て、カナダの野球場で働いていたぶん、アメリカ人やカナダ人も野球が好きなことは知っていた。
ばってん、日本人の自分にとって、欧米系の人たちはどこか遠い存在だった。
英語が話せるようになっても、コミュニケーションができても、俺はアジア人。
差別なのかもしれないけど、距離を感じさせる何かがある。
ところが、顔も文化も似ている台湾人。
球場に詰めかける、何万人の野球好き。
飛行機を使えば、4時間でつく場所。
当時の自分にとっては衝撃だった。
帰国後。
新卒を使って就職活動をしよう!と考えて、休学していた大学も卒業した。
働く約束だっただろ!!と親と交わしいていた契約も破ることになった。
両親からのバッシングを無視して、世界の野球を見に行く決断をした。
2年後の今。
写真を撮ることになっているとは思ってもいない。
自分の人生を、少なくとも2年間を変えた、台湾野球。
いざ!!台湾にいく!!となって、2年前の出来事を思い出したのでした。
そんな感じで、台湾と野球と俺。
楽しんできま。
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①写真はfacebook「世界の野球写真展✕旅」へ。
②リアルタイムの日々はtwitterへ「世界の野球✕旅」。
③泊まっている場所・球場はGoogle Mapへ「My travel in 2013」
④旅の日程と費用は「★旅の費用と日程★」へ
⑤2013年の旅の話
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