2013年3月、アメリカ一周の資金を募り、18万円が集まった。
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野球の写真展をやってみよう!と思ってから、1年半がたった。
路上で写真を売り、資金をため、世界の野球を周った。
写真てなんや?写真展て馬鹿か?という周囲の視線も変わり、いいね!って言ってくれる人が出始めた。
ほんのわずかに見える光を頼りに、歩いてきた。
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いろいろとあり、来年4月から働く可能性が高くなった。
写真展はこのままでいいのか?という葛藤も、活動の限界も感じている。
もっと突き抜けるために、このタイミングで、この会社で働く選択肢もありなのかな?と納得する自分がいる。
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働き始めるまで、残り6ヶ月。
その短い月日で何ができるだろう?誰に何をしたらいいだろう?
写真展の活動をどういう方向性でやっていこう?と、ずっと考えた。
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というのも、長崎でやった写真展に満足ができなかった。
お客さんに楽しんでもらえたとも思えず、根本的に何かを間違っていることを感じた。
使える時間もお金もほとんどない、今の状況。
だからなおさら、同じ失敗をせぬよう、これからの6ヶ月を、この活動をどうするか考えた。
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この6ヶ月で、何をしたらいいんだろう?
って思った時、冒頭の18万円を思い出した。
阿呆ともとれる、実績もない、写真の活動に大金を払ってくれた人がいた。
資金だけではなく、飯を奢ってくれたり、必ずしも欲しくない写真を買ってくれたり、人を紹介してくれた人がいた。
本当に、いろいろな人に助けられた。
じゃあ、せめて、
せめてよ、応援してくれた人にお返しをしようぜ!と思った。
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じゃあだよ、じゃあ。
応援してくれた人は、
何に、お金を払ってくれたのか?
なぜ、助けてくれたのか?
どうして、目をかけてくれたのか?
時間をおいて、ゆっくり、考えた。
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たぶん、
すべてをひっくるめて、おれへの期待感だったのかなと思う。
野球関係なく、頑張っている、俺自身を応援したいと思ってくれたり、
野球関係なく、安定した道を選ばず、好きなものを追い詰めた、俺自身の行方を見てみたかったり、
同じ野球好きとして、世界を駆け回る、俺の行動力に興味をもってくれたり、
同じ野球好きとして、野球のために行動する、俺自身に興味をもってくれたり、
すべてをひっくるめて、自分を期待してくれていたのかな、っと。
撮った写真だけでなく、書いた文章だけでなく、会って発した言葉だけでなく、
すべてをひっくるめた、若杉雅也という人間に期待してくれていたのかなと。
そう考えな、実績も何もない行動に、18万って、なかなか集まらんような気がした。
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じゃあだよ、
じゃあ。
期待され、動いた、この1年半の若杉雅也という人間を全部表現してみようと。
興味をもたれた行動力を、最後まで発揮し続けてみようと。
誰と出会って、どんな写真を撮って、何を感じたか。
すべてを表現し、行動力を発揮し続けたら、かけてくれた期待のお返しになるのかなと思った。
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最初は、写真の活動を通して、アメリカ野球を多くの人に知ってもらおうとか、海外の楽しさを伝えようとか、そう思っていた。ばってん、違和感に気づいた。それって、期待してくれくた人が、してほしいことなのかな?ってね。
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この1年半で、出会った人って少なくて、繋がっている人となれば、これまた極わずか。
この1年半の活動で、影響をうけてくれた人、楽しんでくれた人、これまた極わずか
この1年半で撮った9万枚の写真も、感動してくれるのは、極わずか。
Twitterのフォロワー数が1000いても、気にかけてくれる人は、わずか数十人。
でも確かに、得たものや感じたことはある。
すてきな人に出会い、みとれる景色を写真におさめ、一生忘れもしない経験をした。
能力不足を含めて、今残っているものが、今の自分。★
自分のことを知ってほしいとか、凄いことをやってるぞとか、そういうのではなく、
世間一般から需要があるわけでも、意義がある行動でも、決してない。
「24歳 世界の野球×写真×旅×出会い×言葉」ってことで、
この1年半、この3年のうちに、1人の人間に起こった出来事を表現してみようと思う。
そんな行為が、結果的に、かけてくれた期待のお返しになったらいいな〜。
残り、3ヶ月、頑張るばい。
ロマンはどこだ。
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