活動記３２「前夜」

出国前夜の思いを、素直に書きました。

私のことを知らないと、少し読みにくいと思います。

時間があったら読んでください。

海外にいる時間が貴重なら、出国前夜も貴重だろ。

ということで、下書きを飛び越えて、今の気持ちを流れるままに書いてみた。

今の心境を１言で表すと、眠れないし、眠りたくない。

まずは、不安。

知らない国を訪れ、人が行きそうにないところに行き、この１ヶ月で８回も飛行機に乗る。

日程通りに周れるか、カメラやカードを盗まれず辿り着けるのか、準備は大丈夫なのか。

自然と、ipodの音量は上がる。

普通に、ばり、不安さ。

次は、なんっつうか、感激深く、寂しい。

１１ヶ月前に望んだ現実が、目の前に訪れようとしている。

就職していない不安と、将来どうするんだろうという不安を抱えて。

親と衝突して、金を貯めて、旅の計画をたてて。

これから始まる旅のために、この長い期間を過ごしてきた。

心のどこかで、感覚的にわかっている。

これが最後の、長期の旅になる可能性があんだなーと。

だから、あー、本気で楽しもーと。

この準備期間の苦しさを飛び越えるくらいに、

１日１日を本気で楽しもうという気持ちと、

待ちに待った１日１日はすぐに終わるだろう寂しい気持ちと、

ないまぜになって、感激深く、寂しい。

眠れないし、眠りたくない。

というのが、今の心。

数年後に振り返る、２３歳の１日とこれからの野球の旅。

泣くぐらい、感動してやる。