メキシコを旅していると、よく思った。
ここは、どこなんだろう。
バスを降りてから、すぐに思う。
ここは、どこなんだろう。
自分がどこにいるのかわからない。
右をむいても、左をむいても、どこかわからない。
Google Mapを使おうとしても、電波がない。
慌てふためく。
不安をかんじる。
きょろきょろする。
他の乗客は、目的地をあしばやに目指す。
どうしよう。
人の流れにそって、駅を目指すか。
人に声をかけて、バス停を教えてもらうか。
人を気にせず、1人立ち止まるか。
足の震えを隠す。
ぼーっとしていても、誰も助けてくれない。
むこうから、ほいほい助けてくれない。
襲われることさえある。
虚勢と胸を張る。
夜は暗い。
夜は怖い。
夜は危ない。
当たり前のこと。
ここは、どこなんだろう。
この感覚がときどき心地よい。
確かに、大変で、危なくて、怖い。
不安を感じるし、心臓はバクバクする。
なんというか、
生きているきがする。
立ち止まっている時間はない。
襲われるまえに、動かなければ。
行き先はかわからないけれど、動かなければ。
自分の足で歩く。
たぶん、自分は海外にまた行く。
ビビリながらも、その時間を楽しむ。
ここは、どこなんだろう。
まだまだ、またまた、思う。
ここは、どこなんだろう。
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